ロシア国防省は30日「2機のツポレフ95長距離戦略爆撃機が日本海とオホーツク海の公海の上空で定期的な飛行を行った」と発表し映像を公開した。爆撃機はスホイ35戦闘機などを護衛として伴い、8時間以上にわたって飛行したという。またロシア国防省は「爆撃機のパイロットは北極海や北大西洋、太平洋などで定期的に公海の上空を飛行しており、すべての飛行は国際法に厳密に従って実施されている」としている。一方「今回の飛行中、外国の戦闘機に追尾された」としているが、具体的な国名は明らかにしていない。ロシアとしては核兵器も搭載できる戦略爆撃機を日本の周辺で飛行させることでウクライナへの軍事侵攻などを巡って対立する日本やアメリカをけん制するねらいがあるとみられる。