おととい公開された映画「セプテンバー5」はアカデミー賞脚本賞にもノミネートされている9億人が生中継を見たといわれる実際に起きたテロ事件を描いた作品。1972年9月、西ドイツミュンヘンで開催されたオリンピックの最中、パレスチナの過激派組織が選手村を襲いイスラエルの選手、コーチら11人が死亡した。世界に衝撃を与えたオリンピック史上最悪のテロ事件を描いた映画「セプテンバー5」は事件を中継するテレビ局スタッフの視点で物語が進行する。主人公はスポーツ専門のスタッフたちで中継を通じて警察の動きが犯人に伝わってしまい放送中止を命じられ、またどこまで中継すべきかなど根本的から問い直す。報じる側の視点から事件を描いた狙いについてティム・フェールバウム監督は「いま我々はメディアをどう消費しているか話したる考えたりするきっかけになれれば」と語っていた。千々岩森生は「身につまされるというか僕らも伝えることと伝えちゃいけないというかそぎ落とさなきゃいけないところと悩むけど、またそれが今の時代は批判されることもあって全部を伝えてないんじゃないかという部分もある。本当に見たい。」と映画についてコメントした。