日本選手権3連覇を果たした、スケートボード・パークの草木ひなの選手を取材。今年、高校に入学したばかりの16歳で夢の舞台をつかんだ。お守りとぬいぐるみをパリに持っていくという。草木選手は女子選手の中でもトップクラスのスピードが持ち味で、鬼のような速さから「鬼姫」という異名が付いた。スピードと高いエアを武器に女子選手で数人しかできないという大技が空中で1回転半する「540」を武器にいくつもの大会を戦ってきた。草木選手は小学2年生でスケートボードをはじめ、中学1年生で日本選手権を初制覇。翌年の大会でも優勝し初めて連覇を達成した。中学2年生で初めて世界の舞台を体験しその後、去年の世界選手権では銀メダルを獲得。しかし五輪への道のりは簡単ではなかった。今年に入るとパリ五輪のプレッシャーからか大会でも苦しい結果が続いていたが、周りの人の言葉に救われ楽しく滑ることで本来の力が発揮できるようになり先月、パリ五輪の代表の座を勝ち取ることができた。