テトゥアンのある邸宅には噴水が設置されている。富豪の典型的な造りとなっていて、アーチはイスラムの様式で貿易で財をなした一族が建てたものである。また柱には「ゼリージュ」と呼ばれる色タイルが施されている。ゼリージュはいつも街の何処かで修復作業が行われている。タイルは一つ一つ並べ模様を作っていく。色形などは長年受け継がれてきたもの。テトゥアンのゼリージュは500年前から存在するものでアンダルシアからやってきたもの。スペインのアルハンブラ宮殿にもいろタイルが存在しその後独自に発展していった。タイルは工房で造られており色付けのあとに窯で焼き上げたら完成となる。ゼリージュは家のほかモスクにも存在する。