2024年8月25日放送 18:00 - 18:30 TBS

世界遺産
「モロッコの白い迷宮都市」

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モロッコの白い迷宮都市
コーナーオープニング

本日の世界遺産はモロッコにあるテトゥアン旧市街。中は迷路や数百年続く水場があるなど放送内容を伝えた。

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テトゥアン旧市街(モロッコ)
モロッコの白い迷宮都市

モロッコ・テトゥアン旧市街は東西1キロほどの狭いエリアで斜面にはぎっしりと家が立ち並ぶ。街をグルッと囲んでいるのが城壁で城塞都市となっていた。門の一つである「オクラ門」から街に入ると目の前には公共の水場が設置されていた。水は常に流れていて誰でも使える。奥に進むと道には目印があり3本線がある所はメインストリートで辿ると街を行き来する門に行き着く。2本線は路地で1本線は行き止まりとなっていた。

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オクラ門テトゥアン旧市街(モロッコ)
スペインから来た人々

街を作ったのはスペインからやってきた人々。現在家を所有するアブデラジスさんの家は19世紀に建てられたアラブ風となっている。モロッコではフランス語やアラビア語が多いがテトゥアンでは植民地支配の影響でスペイン語を話す人の方が多い。スペインの「アルハンブラ宮殿」がありその隣にある「ヘネラリーフェ離宮」には噴水があり楽園の象徴となっていた。宮殿近くのアルバイシン地区では日差しを避けるため広い壁の建物が建てられておりテトゥアン旧市街の町並みと似ている。1000年頃イスラム勢力の領域に入っており、その後キリスト教勢力の拡大でアンダルシア地方を最後に滅んでしまいモロッコへ逃れテトゥアンを見つけ、白壁の建物を建てた。

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テトゥアン旧市街の中にはイスラム教に取って大切な施設もある。18世紀頃に建てられた神学校の中には楽園の象徴となる噴水が設置されている他オレンジの木が植えられていた。スークと呼ばれる専門店エリアも出来、テトゥアンは革製品や陶器によって繁栄していった。2つの文化が融合した独特な城塞都市というのが世界遺産登録理由となっている。

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イスラム教オレンジテトゥアン旧市街(モロッコ)
500年街を支える地下水路

テトゥアン旧市街は1年中温暖な気候で過ごしやすい街で街中にはたくさんの水場が存在する。上水道管理責任者のムスタファ・エル・ファルハニさんによると街の人はテトゥアンの水を使って生活をしていると話し、誰でも自由に使える。イスラムのモスク内にも水場が存在する。かつては管理責任者は数人いたが今はなり手がおらずムスタファさんのみだという。ムスタファさんは水源がある民家を見せてくれた。水源から6箇所の場所に水が運ばれるやかつては家はなかったが皆水源近くに住みたがり徐々に回りに家ができるようになっていったという。水源から分配所へと流れ建物へ向かう。水がつまらないように定期的に掃除を行っている。ムスタファさんは大忙しである民家に呼ばれて水のトラブルを解消する。

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イスラム教テトゥアン旧市街(モロッコ)

民家を改装したホテルの中にも水場があり、テトゥアンの家に住んだ気分を味わえる。天気の良い日には「豆と鶏肉のトマト煮込みクスクス添え」を食べることができる。街にあるモスクにはスペインから渡ってきたものが存在する。

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スペインテトゥアン旧市街(モロッコ)
海を渡った色タイル

テトゥアンのある邸宅には噴水が設置されている。富豪の典型的な造りとなっていて、アーチはイスラムの様式で貿易で財をなした一族が建てたものである。また柱には「ゼリージュ」と呼ばれる色タイルが施されている。ゼリージュはいつも街の何処かで修復作業が行われている。タイルは一つ一つ並べ模様を作っていく。色形などは長年受け継がれてきたもの。テトゥアンのゼリージュは500年前から存在するものでアンダルシアからやってきたもの。スペインのアルハンブラ宮殿にもいろタイルが存在しその後独自に発展していった。タイルは工房で造られており色付けのあとに窯で焼き上げたら完成となる。ゼリージュは家のほかモスクにも存在する。

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(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

次回予告

世界遺産の次回予告。

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