2月、テニアン国際空港には東京都遺族連合会の理事である岡野が訪れていた。岡野の父・正朝はフィリピンのミンダナオ島で戦死した。海外の戦没者を慰霊する旅の途中でテニアン島に立ち寄ったという岡野は日本人の慰霊碑が並ぶカロリナスに訪れ慰霊した。アメリカ空軍はかつての飛行場の再整備を行っており動画も公開している。再び基地が出来ることについてテニアン島の島民は軍により雇用が生まれるため経済的には良いことであるが戦争が再び起こるかは分からないなどと語った。テニアン高校の学生たちは島の平和を願っていた。原爆とテニアン島の関わりを伝え続けてきた佳子はテニアン島で戦争の犠牲になった日本人のために慰霊碑を建てた。新垣は海に身を投げた人たちの無念を今尚背負って生きている。父がテニアン島で家族を手にかけるという悲惨な体験をした伊藤は信じることが出来ないような話であっても本当の出来事であったことだけは若い世代にもわかってほしいなどと述べた。