ジプシー・ローズ事件では母親のディーディーさんが背中を17ヵ所刺され自宅の寝室で遺体で発見された。逮捕され終身刑が言い渡されたのが娘の当時の交際相手ニコラス受刑者。娘のジプシー・ローズさんも殺害に加担したとして懲役10年が言い渡された。ジプシーさんは当初重度の障害があったと周囲に知らされていた。7歳児程度の知能で8歳から車椅子生活で食事は栄養チューブで接種し髪も薬の影響で抜けていた。しかし、ジプシーさんは病気も障害も全て母親の嘘だったことを明かした。逮捕前に、ジプシーさんは金髪のかつらを着け自力でバス停へ歩く姿などの目撃情報が寄せられていた。母親のディーディーさんは娘の頭を何度も剃り続け、白血病の診断記録を偽造し車椅子の使用を強要。不必要な医療処置を受けさせていた。嘘により支援団体などから住居などの支援を受けていた。専門家は母親は代理ミュンヒハウゼン症候群だと結論付けている。保護者が子どもを病気と偽り周囲から注意や同情を求める子どもにおける虐待の特殊型で母親がこれを患っていた可能性が高い。代理ミュンヒハウゼン症候群について安田さんは「難病の娘を支えている献身的な自分を世間は評価してくれるわけじゃないですか、エスカレートしていってやめられなくなってしまった可能性がある」などとコメントした。