米国・トランプ次期大統領は5日、駐中国大使にデービッドパーデュー元上院議員を起用すると発表した。トランプ氏は声明でパーデュー氏について、40年にわたる国際ビジネスのキャリアがあり、その大半をアジアと中国で過ごしたことから「中国との関係構築に役立つ貴重な専門知識をもたらしてくれる」と紹介している。その上で、「地域の平和を維持し、中国指導者との生産的な協力関係を維持するという私の戦略を実行する上で重要な役割を果たすだろう」と強調した。トランプ氏は先週、中国からの輸入品に対し、追加で10％の関税を課すと表明していて、対立が深まることが予想される中国との交渉を担うことになる。