江藤アナと上村アナがやってきたのは、「トイストーリーマニア」や「タワーオブテラーといった人気アトラクションがある「アメリカンウォーターフロント」。20世紀初頭の米国・ニューヨークをテーマに作られたこのエリアは、実在する3つの通りを見ることで、当時の街の様子が体感できる。劇場街・ブロードウェイでは音楽や演劇など、様々なショービジネス関連の店やオフィスが軒を連ねる。華やかな衣装を扱う店や、音楽用品店、更にタレント動物事務所まで。20世紀初頭のブロードウェイには次々と劇場が建設され、街が大きく発展した。「デランシーストリート」には建物に多くの広告が描かれている。映える写真を撮る人も多い場所だが、広告からは歴史的背景を読みとることができる。「ウォーターストリート」はニューヨークの中でも労働者階級の人が多く集まるエリア。ブロードウェイに比べると素朴で古めかしい雰囲気が漂っている。ひときわ目立つのは船員募集のポスター。20世紀初頭の米国では、ガス灯から電灯へ電化が進められていた。その様子を3つの通りにある街灯で表している。続いての注目ポイントは乗り物。このエリアにはトラックやバスなど様々な乗り物が走っているが、自動車が登場する前の乗り物は馬車。ブロードウェイの入口には「この区画では馬車の通行が禁止」という看板が。馬車を止めておくために使用する馬留めもある。道路を見ると、路面電車の線路があるが、東京ディズニーシーには路面電車は走っていない。当時のニューヨークでは多くの人を効率的に運ぶために路面電車が活躍していたが、自動車の普及で交通渋滞が問題に。そこで路面電車に代わって登場したのが高架鉄道。高架により道路が広くなり、様々な天候から歩行者を守る屋根代わりにも。赤と青の車両は当時走っていた公共交通をヒントに再現した。アメリカンウォーターフロントにある乗り物からも時代の移り変わりを垣間見る事ができる。
住所: 千葉県浦安市舞浜1-1 東京ディズニー・シー