現地リポーターの細井さんによると、開会式の会場は緊張感がありつつも、華やかかつ厳かな雰囲気の中で大きなトラブルも無く開会式が行われた。警戒を最高度に上げながら、花の都パリで開かれる大会のスタートを関係者が全力で実現したという印象。開会式前から立ち入りを厳しく制限して船に乗ってのパレードを成功させた。日本からの選手たちも船からの景色を写真に収めたり、音楽に合わせて踊ったりと初めての試みを楽しんでいた模様。IOCのバッハ会長は式典で、「平和な暮らしを送るというオリンピックの精神讃えよう」と述べ、平和の祭典とされる大会の意義を強調した。また、広く開かれた大会をスローガンに掲げ、その象徴だった開会式に続いて、複数の競技がコンコルド広場など町中で行われる予定であり、オリンピクの意義やスポーツの楽しさを感じてもらえるように様々なイベントも行われ、各競技会場には多くの人たちが訪れる見通しで、大会組織委員会のエスタンゲ会長は開幕前、およそ40ヶ国から警備のための応援要員を受け入れ、「安全な大会を実現する」と話した。コロナ禍を経て、観客が戻るオリンピックで安全を確実に守りながら、目指す理念を実現することができるのかが問われるとされている。