ジョージアでは報道の抑圧や反体制派の弾圧につながるいわゆるスパイ法案の採決が、今週行われるのを前に、法案に反対する大規模なデモが激化している。現地メディアなどによると11日夜、ジョージアの首都・トビリシで外国から資金提供を受ける団体を規制する外国の代理人法に反対し、10万人以上が抗議デモを行った。デモ隊は別々の5か所から行進を始め首都の中心部に集結したという。法案の審議は13日午前に予定されているが、議会で過半数を占める与党は法案成立を狙っていて、大規模なデモは12日にも行われた。ロシアでは同様の法律が、報道の自由の制限や市民の抑圧に使われている。