11月に始まったワールドカップでも調子は上がらなかった。アメリカで行われた第1戦は14位、カナダでの第2戦はカーブで転倒し20位に沈んだ。去年と今年のフォームの写真を比較すると、けが前は脚がつま先まで一直線になっているのに対して今年はつま先が外側に開いてしまっていた。新濱はフォームを修正するために試行錯誤を繰り返した。3歳でスケートを始めた新濱は小学生の頃は無敵の天才ともてはやされたが、高校生になるとスピードをコントロールできずカーブで転倒するようになった。カーブの練習に明け暮れ、高3のインターハイで初めて優勝を掴んだ。2024年には腰の骨を骨折し寝たきりの生活が続いたが、1年後にワールドカップで優勝した。海外遠征中、新濱は妻へのお土産を欠かさない。新濱は、挫けそうなときいつも妻に助けられていると話した。夫婦揃ってのオリンピック出場を目指していたが、それは叶わなかった。
