10月9日はトラックの日。いまトラックドライバーの長時間労働の是正が求められている。トラックはメーカー発荷主から依頼を受けてスーパーなどの着荷主に荷物を届けるが、その際に荷待ちや運賃据え置きなどが問題になっている。これらの改善のために動いているのが国土交通省“トラックGメン”。必要があれば勧告や企業名の公表も行う。運送会社の99％は中小零細のため、業界内の力関係が待遇改善の“壁”になっている。トラックGメンは運送会社やドライバーからぼ要望をもとに発荷主をアポなしで訪問し対策を求めている。2030年度には輸送量のうち約34．1％が運べなくなる可能性があるともされるなか、中国運輸局トッラクGメン・田中幸久貨物課長は「トラックの確保が難しいという声もあがってきた。問題が顕在化してきている。トラック事業者の思いを発荷主に、発荷主の思いを着荷主に、着荷主の思いを消費者に伝えるのは商売上のしがらみのないトラックGメンにしかできない」と話す。トラックGメンは11月〜12月を集中監視に期間に指定しパトロールを実施することで物流の適正化を図るとしている。