11月の米国大統領選挙に向けた最初のテレビ討論会から一夜明け、両候補は28日、それぞれ演説し改めて選挙への意気込みを語った。バイデン大統領は前日の討論会でのかすれ声や言い間違いで評価を落とし、有力紙・ニューヨークタイムズがバイデン氏に撤退を求める社説を掲載するなど、候補者の交代を求める声が広がっている。激戦州のノースカロライナ州で行われた演説で、バイデン氏は高齢であることを認めつつもトランプ氏は「嘘つきだ」と批判し、自身の誠実さを強調した上で戦う決意をアピールした。一方のトランプ氏も東部バージニア州で演説し、討論会での勝利を宣言した上で、バイデン氏について「問題は年齢ではない。彼はひどく無能だ」などと述べ、攻勢を強めている。