米国大統領選挙でハリス氏が苦戦していることについて、ミシガン州で取材中の鈴木彩加記者がリポート。ハリス氏については「黒人の男性票が集められていない」と現地メディアで指摘されている。そもそも女性が大統領になることに対して抵抗がある人共感できないという人たちが一定数いる中、黒人男性というのはタフな男らしさを求める人が多いといわれている。実際に話を聞いてもやはり「大国のリーダーとしてはちょっと力強さが足りない」というふうに口にされていた。更に、この黒人層というのは人種による賃金格差によってインフレの影響をより強く感じてきたということもあり経済を重視する傾向が強い。そんな中でハリス氏が推し進めてきた食料品の価格を下げるといった対策というのは家族に向けて買い物をする女性に向けたものだと受け止められており、根本的なインフレ対策雇用の機会を求めるといった黒人男性にとっては物足りなさを感じるというふうに指摘をされている。一方で、トランプはそういう公約をやったらどうなるんだろうって公約を言ったり差別発言をしたりするがそれでも支持が集まる理由について、トランプ支持者の方に話を聞くと「嘘か本当かというのはどっちでもいい」と話していた。これからの自分の生活を変えてくれるのは誰なのか古きよき、豊かな米国を取り戻してくれるのは誰なのかを考えると、嘘をついているのはわかっていてもあるいはちょっと見て見ぬふりをしてでもトランプ氏の劇的な変化に期待をしたいという思いは取材をしていても非常に多く聞こえてきているという。