ワシントンから中継。5日のアメリカ大統領選投票日を前に、民主党・ハリス副大統領と共和党・トランプ前大統領は現在も勝敗に直結する激戦州で最後の訴えを続けている。ハリス氏とトランプ氏が投票日前日にそろって精力的に支持を訴えたのは東部・ペンシルベニア州。ペンシルベニア州は激戦州の中でも最も選挙人が多い19人で、この結果が勝敗に直結することから、最後の訴えは今まで以上に熱を帯びた。投票日までの最後の1週間では、7つある激戦州全てでトランプ氏がリードしている状況で、トランプ氏返り咲きへのムードも出つつあった。しかしここ数日はハリス氏が7州のうち、中西部のミシガン州とウィスコンシン州で盛り返している。両候補は日本時間昼過ぎ、こちらの時間の深夜頃まで最後の訴えを続ける予定。郵便投票を含む期日前投票を済ませた有権者はすでに8,100万人を超えた。州によっては集計に時間を要するため、決着に数日かかるとの見方も出ている。