G20首脳会議で首脳宣言が公表された。G20会議の初日に公表された首脳宣言では、中東情勢をめぐりガザでの人道状況に深い懸念を示したほか、ウクライナ問題では、人的被害や食料安全保障などへの悪影響を強調した。また、気候変動を巡っては国際ルールの「パリ協定」の目標を達成するため、「結束して努力し続ける決意を再確認する」と強調。「パリ協定」からの離脱を公言するトランプ氏の大統領就任を前に、主要国の首脳が釘を刺した格好。一方、関係者によると、トランプ氏のファンと公言するアルゼンチン・ミレイ大統領が「ジェンダー」など、宣言の一部から離脱したということで、足並みの乱れも生じている。