中国の総人口が3年連続で減少した。少子化による国内経済への影響が指摘される中、中国への高い関税を掲げる米国・トランプ政権がスタートした。就任式には異例の人物、中国・韓正国家副主席がいた。過去の就任式には駐米大使が出席していた。中国共産党序列8位に当たる高官の派遣は異例の対応となる。その背景にあるのがトランプ関税。就任初日、カナダとメキシコに対し来月から25%の関税を課す考えを明らかにした。また、21日の記者会見で中国に対し来月1日から10%の関税を課すことを検討していると明らかにした。ただ、中国国内では米国が関税を引き上げようとする動きに敏感に反応している。関税が引き上げられる前の駆け込み需要もあり中国の貿易黒字は去年、過去最高を更新。そのおよそ3分の1が米国。中国で高まる米中貿易戦争への懸念。国内経済はいまだ厳しい状態が続いている。さらに失業率が高止まりする若者たちの間ではある異変が起きていた。