山和証券・志田憲太郎氏が電話で解説。日経平均予想レンジ:3万7000円~3万7600円。前日に大きく売られたことやニューヨーク市場でエヌビディアなど半導体が上昇したことでナスダックは安値から戻す展開。本日は前日のレンジに近い展開を想定。ニューヨーク市場で銀行が大きく売られるなど、関税の影響が織り込み切れていない状況なので戻りも限定的になるのでは。日経平均は下値や上値のめどがつけづらい状況。しばらく見どころを探す展開になるのでは。注目ポイント:主役が変わる日本株。グラフ「日経平均」。しばらくは主役の交代で何とか乗り切ろうとしている。TOPIX上昇寄与度上位にはソニーグループ、任天堂、ルネサスエレクトロニクス、中外製薬、パナソニック、バンダイナムコホールディングスなどが並んでいる。志田氏は「業績好調の非製造業に注目することで、ある程度、関税や円高リスクを抑えられるのでは。日本株が本当にそこを抜けてしまうとすれば、TOPIXのレンジ割れ。銀行や損保などの株価にピークアウトする動きがないかチェックすることでリスク管理していきたい」などとコメントした。