日本時間のきのう行われた施政方針演説。就任1年目に行われる議会演説は内政・外交政策について任期4年間の方針を示すもので2年目以降の演説とは区別されている。2017年1期目の就任後に行われた施政方針演説では、オバマ政権からの方針転換を打ち出したトランプ大統領に対し、民主党の議員からも拍手が送られる様子が見られた。一方、今回の演説では共和党議員はトランプ大統領の発言のたびに立って拍手を送り、民主党議員は座ったままで、「ウソ」などと掲げる議員もいた。ナンシー・ペロシ元下院議長ら、民主党の女性議員の一部はピンクの洋服を着て、女性蔑視発言を繰り返すトランプ大統領に抗議の意思を示した。また、議長の指示に従わず抗議を続けた一部の議員が退出させられるなど、共和党と民主党の溝の深さが浮き彫りとなった。険悪なムードの中進んだ演説でトランプ大統領が強調したのは「政策の正当性」。