先月トランプ政権を離脱した際も変わらぬ蜜月ぶりをアピールしていたイーロン・マスク氏。トランプ大統領もマスク氏がCEOを務めるテスラ車の購入を表明するなど相思相愛という仲だったが、トランプ大統領が重要政策として推し進め「大きく美しい法案」と呼ぶ減税策などを盛り込んだ法案をめぐって、マスク氏は無駄遣いで廃案にすべきと批判し、これに対しトランプ大統領はマスク氏を非難している。マスク氏は大統領選で多額の資金援助をしてきたことを踏まえ、SNSで恩知らず、私がいなければ選挙に負けたと投稿した。トランプ大統領も、最も簡単に予算を節約できるのはイーロンへの補助金と政府の契約を打ち切ることだと反論している。これらが経営の不安材料と判断されテスラの株価が前日比約14%下落、時価総額で22兆円減少した。マスク氏はSNSで新たな政党を設立するべきかというアンケートも実施し政治的挑戦を行う可能性も示唆した。