閣僚交渉の主な焦点は3つ。「貿易の拡大」について、日本側は大豆などの農産品の輸入拡大を提案している他、アメリカで生産されるLNGなどについて日本企業が購入する提示をしている。ただアメリカ側は貿易赤字解消につながるさらなる輸入拡大を求めている。非関税措置について、アメリカは関税によらない方法で貿易を妨げるものだとして問題視してきた。日本の自動車の安全基準や水産物の輸入制限などについて是正を求めている。これに日本側は、アメリカ製の自動車を輸入しやすくする制度などを見直すことも検討している。「経済安全保障面での協力」では、造船の分野で修繕能力の拡大やレアアースなど先端技術開発の協力が議論されている。G7サミットの前日、14日はトランプ大統領の誕生日。