トランプ大統領は9日、各国との関税交渉を巡り新たに8か国に対する税率を明らかにした。ブラジルには従来の5倍となる50%の税率を適用すると表明。運用資産1700兆円を超える世界最大の運用会社ブラックロックを率いるラリー・フィンクCEOがインタビューに応じ関税の悪影響をトランプ政権に直接伝えたことを明らかにした。一方、トランプ大統領は世界各国への関税策を打ち出し続けていく。今年前半には「世界で最も安全な資産」とされるアメリカ国債や米ドルが売られるアメリカ売りも起きた。フィンクCEOにとっては財政赤字につながるトランプ政権の大規模な減税も懸念材料。ラリー・フィンクCEOは「財政赤字の拡大はアメリカ経済、ドルにとって真の脅威。解決策は増税ではなくあくまで経済成長だ」などとコメント。