アメリカのトランプ大統領は12日、新たな関税率を通知するEUのフォンデアライエン委員長宛ての書簡を自身のSNSで公表した。書簡では、貿易赤字などを理由にEUからの輸入品に来月1日から30%の関税を課すとしている。EUに対しては4月に20%の関税を示し、その後50%にする考えを示して交渉が続けられてきた。通告に対しフォンデアライエン委員長は「合意に向けて取り組みを続けていく」とする一方「必要であれば対抗措置をとることもありうる」との考えを示した。トランプ大統領はメキシコへ「薬物対策が不十分だ」などとして、30%の関税を課すとしている。