アメリカのトランプ政権が踏み切った南米ベネズエラでの軍事作戦。マドゥーロ大統領と妻を拘束し、アメリカ・ニューヨークに移送した。トランプ政権のねらいはどこにあるのか。トランプ政権は去年9月以降「麻薬の密輸を阻止するためだ」としてベネズエラの関与が疑われる密輸船などを対象に攻撃を繰り返してきた。軍事作戦後の会見などからはほかにもねらいが垣間見える。長年対立してきた反米政権を引きずり下ろし自らの影響下に起きやすい政権を打ちたてたいという思惑。その先にはベネズエラが中国やロシア、イランなどアメリカと対立する国々と良好な関係を築いてきたことを踏まえ、影響力をこの地域から排除したいというねらいもあるとみられる。トランプ大統領は世界有数の埋蔵量を誇るベネズエラの石油資源をめぐってアメリカ企業の権益を拡大したい意図を隠していない。今後様々な懸念が指摘されている。トランプ大統領は記者会見でベネズエラの国家運営に関与すると主張。「ロドリゲス副大統領が協力する姿勢を示した」と主張しているがロドリゲス氏は「ベネズエラの唯一の大統領はマドゥーロ大統領だ」などと述べ対抗する姿勢を明らかにしている。フォーリン・アフェアーズは専門家のコメントとして「ベネズエラでは多くの準軍事組織や犯罪組織が発動していて、容易に無政府状態に陥り内戦のような状態に陥る可能性もある」と指摘。何よりも国際社会への影響が懸念されている。
