渡辺篤史が埼玉県狭山市の小森邸を訪れた。北西角地に建つ箱型。外壁はガルバリウム。二色をランダムな幅で張ることでアクセントになっている。玄関は扉の横に縦スリット窓があって明るかった。足元も間接照明が照らしてくれる。中に入ると全ての部屋をつなぐ中庭があった。植えてある木はヒメシャラ。寝室の天井にはプロジェクターがあった。ご主人は映画好きで、どの部屋で映画を鑑賞できるようにしたかったという。建もの探訪も大好きでアーカイブ保存している。階段を上るとダイニング。東西に大きな窓があり、天井は3.8mと高いので実際よりも広く感じる。ダイニング奥がキッチン。コンロは掃除のしやすさでIHを選んだ。キッチンの正面にはテレビがあった。ダイニング横は家族共用のスタディコーナー。ドロシー・ベッカーのウーテンシロがあった。ダイニングの階段を上るとリビング。ソファは造り付けで足元は収納になっている。コーナー窓から他の部屋を見渡すことができ、外の山並みを見ることもできる。リビング横は将来の子供部屋。子供部屋の階段を上るとキャットウォークでつながる2つのロフトがあり、子供たちの遊び場になっている。ハシゴを登れば、360度の視界が広がる屋上デッキ。