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「ドームふじ基地」 のテレビ露出情報

きょうのテーマは「極地研究を知る南極北極科学館」。北極、南極は地球の過去をのぞく窓。まだまだ残された不思議や面白い自然現象がある。南極、北極に観測基地を持ち、極域の総合研究を進める大学共同利用機関・国立極地研究所。研究所の情報発信拠点として南極北極科学館が無料で開放されている。日本の極地観測の歴史は100年以上前の1912年、陸軍中尉・白瀬矗が南極に上陸したところから始まっている。その後、観測隊に同行した樺太犬・タロとジロの奇跡は世間の関心も集めた。最初の南極上陸から半世紀ほど経った1968年に第9次越冬隊が日本人で初めて南極点に到達。南極北極科学館は南極点に到達した時の雪上車をはじめとした極地観測の歴史に触れたり、現在の研究を体験できる。
南極・北極科学館。日本の極地観測の歴史を見てきた場所・昭和基地のジオラマを紹介。昭和基地は1957年に南極圏内の東オングル島に建てられた日本の活動拠点。日本との時差は6時間。現在の昭和基地の映像が見られる。昭和基地へはオーストラリアから南極観測船「しらせ」に乗り、海の観測などを行いながら2〜3週間の船旅ののち上陸。南極付近では分厚い氷を崩しながら進む。昭和基地内は通路でつながっていて、隊員たちが1年を過ごす居住棟や24時間利用可能な風呂、付き添いのシェフが美味しい料理を振る舞う食堂、野菜の水耕栽培をするオングルファームがある。金曜日を「カレーライスの日」として曜日感覚をキープ。
南極・北極科学館。極地では日々、様々な研究が行われている。大気の研究では1980年代に日本の観測隊が南極のオゾン層にできた穴「オゾンホール」を発見。1989年以降、原因となるフロンガスの使用が禁止されたため、広がっているオゾンホールも回復していくと言われている。昭和基地でよく見られるというオーロラは太陽エネルギーによるGPS衛星への影響といった宇宙災害の研究などにもつながっている。ウェッデルアザラシのはく製を紹介。南極、北極の生態の研究もしている。ペンギンやアザラシにカメラを付けて観測が難しい氷の下の海を観察。動物の環境変化での対応などを調査している。そして極地研究に欠かせないのは氷床の研究。熊谷さんは「南極は表面積98%が氷。その氷の厚さは一番厚いところで4800m。富士山がすっぽり入るぐらいの氷の厚さ。昭和基地よりも内陸の方にドームふじ基地という基地があり、標高3810mの場所にある氷床真相掘削の拠点。氷を上から掘り抜いてそういった氷を持って帰ってきて分析をしている」などコメント。そして、熊谷さんは南極の氷の実物を紹介。南極・北極科学館では氷を触ることができる。白いのが南極の氷の特徴だという。熊谷さんは「海の水が凍ったものではなくて南極大陸に降り積もった雪が重さで圧縮され氷になったもの。雪に含まれた空気が取り込まれている。南極の氷はタイムカプセルの役割を果たしていると考えている」などコメント。70万年前以降の氷から当時の空気が採取可能だという。
南極・北極科学館。北極の海氷は2030年代に完全消滅すると言われている。北極は地球の平均の4倍くらいのスピードで温暖化が進んでいると言われている。温暖化が進み気圧配置が変わり、日本上空の風の流れが変わったり、寒気の流入が変わることで日本にも寒波や豪雪など異常気象が増えると言われている。南極の氷も減っているというデータがすでに出ていて、南極の氷床がなくなると地球の海水面が約58m上昇すると言われ、東京の大部分が水没する。南極・北極科学館はJR立川駅から車で10分の場所にある。予約不要、入場料無料。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月31日放送 21:00 - 21:54 テレビ東京
60秒で学べるNews(60秒で学べるNews )
テレビ東京は南極観測隊に同行取材をしている。今回は昭和基地から60秒解説。ちなみに、今は真夏でマイナス1℃、冬はマイナス20℃くらいになる。ドームふじ基地の平均気温はマイナス54℃くらい。

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