英国王室のロイヤルファミリーが節目となる行事の際に姿を見せることで有名なバッキンガム宮殿のバルコニー。このバルコニーに通じる部屋が初めて一般公開され今日から見学ツアーが始まる。初公開で特に注目されているのがバルコニーのある「センタールーム」。英国王室の歴史の舞台で王室の重要な行事の際に使われることが多いという。修復された蓮の花のシャンデリアや19世紀に贈られた中国のシルクの壁掛けなど英国王室が誇る数々の貴重なロイヤルコレクションも見所。多賀幹子氏によると手すりが低いため落ちたら危険ということでバルコニーには出られないという。ツアーのコースの見どころは、手書きの美しい壁紙、イエローを基調とした豪華な調度品が展示された「イエロードローイングルーム」。ここはダイアナ元妃の最初の肖像画が描かれた場所でもある。ツアーの料金は日本円で約1万6000円。約6000枚のチケットは即日完売し今年のツアーは受付終了。王室の住居を公開するというのはチャールズ国王の強い願いでもあるという。多賀幹子氏は「王室と国民との距離を縮めたいというような方針だ」とコメント。