米国のバイデン大統領の大統領選からの撤退に伴い、後継に推薦されたハリス副大統領が陣営スタッフを激励し、出馬する意向を改めて示した。ハリス氏は今回の選挙について「自由と思いやり、法の支配がある国かそれとも混乱、恐怖、憎しみの国かを選ぶものだ」と訴えた。有罪評決を受けたトランプ氏との違いを際立たせることで支持の拡大を狙っている。民主党内では重鎮のペロシ元下院議長や対抗馬と目されていた有力支持らが軒並みハリス氏の支持を表明した。AP通信の調査によると、ハリス氏は先ほど党の候補指名に必要な州の代表者の過半数を超える支持を確保したという。バイデン氏の撤退表明からわずか1日でハリスが民主党の候補となるのが確実な情勢となっている。