昨日、中国人民解放軍が軍事演習「連合利剣−2024B」を実施。中国軍が公開した演習区域は台湾を取り囲むように設定、陸・海・空、ロケット軍が参加した。台湾によると中国の軍用機125機を確認、1日の数として過去最多となった。台湾を取り囲むような大規模演習は2022年に米国・ペロシ下院議員が台湾を訪問した直後、今年5月に台湾・頼清徳総統が就任した直後にも行われた。今回は、演習区域がより台湾本島に接近している。中国側は、演習目的を「台湾独立勢力への対抗」と強調。10日に行われた台湾・頼総統の演説「中華民国は台湾に根を下ろし中華人民共和国(中国)とは互いに隷属していない。民主主義と自由は、この土地で成長した。中華人民共和国には台湾を代表する権利はない」に反発したものとみられる。頼総統は、中国の演習を強く非難、「民主的な台湾を守る」としている。