モルディノは顧客の金型メーカーを訪ねた。顧客の要望は工具を交換するたびにそれぞれ精度に合わせてプログラムを再調整する手間がかかるため効率化を図りたいというもの。モルディノが提案した工具は交換しても精度を一定に保つことができるのでプログラムの調整が不要。モルディノでは技術者と営業部員が製造現場の課題をヒアリングし改善を提案する。1993年には野洲工場の操業を開始。エンドミルやドリルの製造に乗り出した。1997年にはドリルメーカー3社を合併して規模を拡大。2020年にはモルディノに社名を変更した。技術サービスが新たな製品を次々と生み出している。
野洲工場の微細加工室には燃料電池車部品の金型がある。燃料電池車の電池の中にはセパレーターという部品があって、微細な溝をたくさん作ることで効率的に反応させている。従来の切削工具では難しい加工だった。そこで独自に開発したのがIXという切削工具。従来の超硬合金より高い強度と耐久性を持ち合わせ、1000分の1mm単位の細かな加工を今までより長い時間できるようになっ。試験を繰り返し3年以上かけて2024年量産化に成功した。
野洲工場の微細加工室には燃料電池車部品の金型がある。燃料電池車の電池の中にはセパレーターという部品があって、微細な溝をたくさん作ることで効率的に反応させている。従来の切削工具では難しい加工だった。そこで独自に開発したのがIXという切削工具。従来の超硬合金より高い強度と耐久性を持ち合わせ、1000分の1mm単位の細かな加工を今までより長い時間できるようになっ。試験を繰り返し3年以上かけて2024年量産化に成功した。