巣箱を設置した6月、川の生き物を観察してみた。川底を網ですくってみるとニッコウイワナがいた。吾妻漁港によると、下流で放流したイワナがいきものの森まで遡上する可能性は低く上流の池でイワナが生息していて放流の記録がないという。この森で見られたイワナは天然イワナの可能性が高いとのこと。またカゲロウの仲間の幼虫やカワゲラの仲間の幼虫やトビゲラの仲間の幼虫もいて、水生昆虫はイワナのエサになっている。いきものの森でライトトラップを行うと、夏の間は沢山のカゲロウやトビケラの成虫がやって来る。水生昆虫はヤマネが冬眠を乗り切る栄養源となっていた。
