キャッシュレスでの決済は年々増えている。おととし時点で126兆円を超えて、消費全体に占める割合は39.3%になった。この割合を2025年に4割に高めるという政府の目標が前倒しで達成されることは確実。この普及が進んだ背景には、中小の飲食店が手数料が比較的低いQRコード決済の導入を増やしたことがある。カレー店では、現金を扱わないため、売り上げの入金のために、銀行に行く必要がなくなるメリットを感じていた。公共機関でも決済方法が多様化している。関西の大手私鉄5社は、これまでの交通系ICカードに加えて去年、クレジットカードをかざして改札を通過できる、タッチ決済も使えるようにした。