きのうの日経平均株価は5営業日ぶりに反落、取引開始直後に上げ幅が一時140円を超えたがすぐに下落に転じると下げ幅は一時330円を超え、終値は前日比55円安の3万8128円だった。ニッセイ基礎研究所の井手氏は「株価上昇はいったん息切れといった感じ、米中貿易交渉がいったん手打ちということが伝わり大きく上昇し38000円を超えてきたので短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りにおされた」などとした。トランプ関税の影響が注目されるなか終盤に差し掛かった決算発表について「影響を見極めきれないので決算発表前は業績見通しが未定の企業が多くなると警戒感が強まり投資家心理が冷え込むとの心配があったが結果そうならなかったのでネガティブ評価につながらなくてよかった」とした。