東京・千代田区「ニップン」を取材した。ワンプレートレイショクはワンプレート冷凍食品。主食とおかずがワンプレートに入っている冷凍食品である。2015年ニップンが食品メーカーで初めてワンプレート冷食を発売したところ2023年約80億円売上ている。ワンプレート冷食・ご飯とおかずが1つの皿にのってるので温めるのが1回で済み、2品をそれぞれ温める場合だと2つ目を温めている間に1つ目が冷めてしまう。実は開発を行うのはかなり難しく、企画開発部・歌門陽子さんは「2つ以上のメニューを組み合わせているので、同じ解凍時間で温めるのが難しい」などと話した。確かに冷凍食品は料理によって温め時間が異なるため2つ同時に温めるとどちらかがまだ冷えている状態になる。ではどうすれば2つの料理を同時に美味しく温められるのか?工場内を取材すると手作業で盛り付けをしている。ニップンのワンプレート冷食は食材ごとに盛り付ける位置が細かく決まってるという。グリルチキンは熱々に温めた方が美味しいので温まりやすい角に配置する。野菜は種類によって柔らかくなり過ぎたり乾燥するので、温まりにくい真ん中や上の方に配置するなどの工夫がされている。