国内店舗や工場の電力の大部分を自社で賄う取り組みを行うニトリ。正確な発電予測を可能にしたのはサステックの予測を外さないAI。サステック・丹野裕介社長によると、「天候であったり湿度であったりというデータをすべて集めてきてそれをAIに解析させる。単一のAIを使うのではなくAIを監視するAI、それを監視するAIそれを監視するAIというふうな多重構造になっている」という。雲の高さや厚み、太陽の角度などの300以上のデータをもとに100以上のAIがそれぞれに分析。別のAIが最も精度の高いAIを選定して予測が行われる。ある日の静岡・藤枝店周辺の天気は雨。実際の天気は晴れと曇りを繰り返していた。しかし、AIの予測と実際の発電量はほとんど同じ。発電予測の精度は98%。電力運用AI「ELIC」は正確な発電予測のため、余剰電力を余すことなく多店舗へ融通可能になった。
住所: 静岡県藤枝市瀬戸新屋字天ヶ谷362-87