ベース基地にニホンミツバチを呼ぶため、太一らは2017年に一から巣箱を作り、2018年に水飲み場の池を作った。さらに2021年、直射日交を避けるための小屋を作り花も植えた。2022年4月、8000匹の大群で、ニホンミツバチが住み着いてくれた。2023年12月、太一らがミツバチを確認すると、群れの数が減っていた。時間が立つと嬢王蜂としての能力が落ちてしまう。嬢王蜂の寿命は2~3年。働き蜂の寿命は1か月。嬢王蜂が絶えず卵を生み続けることで群れを増やすことができるのだが、高齢化が進み埋める卵が減って少子化になってしまった。嬢王蜂の代謝が落ちる冬は産卵が減る。巣箱を暖め1匹でも群れを増やせるよう、巣を1段にした。さらに温度が低くならないように巣箱に藁を巻き付けていった。