- 出演者
- 藤森祥平 トラウデン直美 小川彩佳
オープニング映像。
原爆が投下されてから80年、今夜は広島・平和公園から取材をしたトラウデン直美さんと共にお届けする。今夜は戦争体験の証言や、その後の苦しさ・核の悲惨さなどについて、この後どのようにみんなで伝え合っていくべきか、未来にどう繋げていくかをスタジオや視聴者とともに考える放送にしたいとのこと。
記録的猛暑続く。静岡市では観測史上2位タイとなる最高41.4度を記録。きのうは群馬・伊勢崎市で国内最高41.8度を記録したが、国内で2日連続41度を超えるのは初めてのこと。東京都心も最高37度を記録し、街の人は「もうサウナ」と話していた。代々木公園に隣接するレストランには屋外エアコンが設置されていた。前後左右の3メートル先まで冷風を送るという。屋外エアコンはスケボーパークにも設置されている。
福岡の藤井養蜂場では、連日の猛暑でミツバチが旋風という行動をとっていた。旋風とは羽を震わせて風を送り込み巣箱内の温度を下げる行動だが、寿命を縮める行動でもあるという。この養蜂場では過去に暑さの影響で20万匹のミツバチが死んだ年もあったそう。その経験から、夏場は暑さ対策として平地より100メートル高い山間部の木陰に巣箱を移動しているという。実はミツバチは生態系にとって重要な役割を担っている。専門家は「ニホンミツバチが減少すると自然の植物が減少する」などと指摘。日本では農作物の70%がミツバチなどを経由し受粉しているそうで、ミツバチがいなくなると農作物が生産できなくなったり価格が高騰する可能性もあると専門家は話した。
広島・平和公園から中継。原爆が投下された午前8時15分、黙祷が捧げられた。式典には過去最多の120の国と地域の大使らが参列し、原爆を落としたアメリカの大使や戦闘が続くイスラエル・パレスチナなどの大使の姿もあった。ロシアは参列せず。広島・長崎に原爆が投下されてから80年。世界では今尚紛争が続き、6月にはアメリカ軍がイランの核施設を攻撃。トランプ大統領は原爆投下になぞらえて正当化した。広島の声は、どれだけ世界に届いているのか。
被爆証言を行っている、田中稔子さん。田中さんは6歳のときに、爆心地から2.3kmの場所で被爆した。 これまで訪問した国と地域は90にのぼる。田中さんは、世界でこの話をすることの意味について「みなさん本当に知らない」と切り出し、「平和はいつも作り続けないといけない、戦争はすぐに起こる」として、「核兵器を使われたら、戦争をしたらどんな悲惨な思いをするかを話つづけなければいけないと思っている」と話した。
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- ニューヨーク(アメリカ)広島市(広島)
広島・平和公園から中継。トラウデン直美は「多くの国で様々な人たちに被爆体験を語ってこられた田中さんなんですけれども話し始めた最初の頃はなぜ復讐をしようという気持ちが沸き起こらないのかという質問を特にアメリカでされたそうなんですけれども、最近だとアメリカでも特に若い人たちから核兵器の被害を受けた時にどのように生き残るんですかというような自分ごととして捉えているような質問を投げかけられることが増えてきた、そういう変化を感じ取っているということですね」となどと語った。
80年前の8月6日、広島の街は一瞬で姿を変えた。原爆投下から2か月後に撮影された映像には幼い子供を背負った少年の姿が映っていた。少年におんぶされていた男の子は現在広島県呉市に住んでいる竹本秀雄さん83歳だった。被爆当時、竹本さんは3歳。爆心地から1キロの自宅で被爆した。自宅の下敷きになり左頬には今も残る深い傷がある。映像に映っていたのは兄の定男さんに病院に連れて行ってもらった帰りだったっという。今も当時の光景を鮮明に覚えていると語る秀雄さん。6日、広島市の平和公園を訪れ、自身の体験を戦争を知らない世代へ伝えるため演説を行った。あえてつらい体験を語ることについて秀雄さんは「若い世代が真剣に聞いているのが伝わってくる。あれは嬉しかった」と語った。
被爆者が自らの体験を語れる時間は限られている。現在全国にいる被爆者の平均年齢は86.1歳。ことし初めて10万人を下回り、9万9130人となっている。原爆資料館を訪問するとそこには被爆者の遺留品が。13歳で原爆によって命を落とした森脇瑤子さんの日記帳などもあった。毎年8月6日には瑤子さんが亡くなった天満川のほとりを兄の浩史さんが訪れている。命日には瑤子さんを思い好物だったキャラメルを川に手向けてきた。その浩史さんも2年前に他界。今年は浩史さんの息子の洋さんが同じ場所で瑤子さんを偲んだ。洋さんは中学校などを訪れ家族伝承者としておばの瑤子さんの被爆体験を伝えている。
広島・平和公園から中継。藤森キャスターは「細川さんはバトンを受け継ぐ私達、そしてまたバトンを託す次の世代の私達に大事なポイントを3つ教えて下さいました。1つめは事実を丁寧に理解すること、2つ目は思うこと、3つ目はメッセージを発信すること。思うこととメッセージを発信することはそれぞれ自由でいいんだと自分たちが感じたことをそのまま伝えてくれればいい、一瞬で命が奪われる悲惨さをみんなが自分ごととして考えてくれればいいそこから始めてほしいとおっしゃってました」と語った。
石破総理は戦後80年の見解の発出について過去に出された談話を踏まえて表明する考えを示した。形式や表明時期については「よく考えたい」と述べた。政府は戦後50年以降の節目に閣議決定を必要とする「総理談話」を発出してきたが、石破総理は閣議決定を踏まえた総理談話の発出は見送る方針。
夏の甲子園。沖縄尚学対金足農。金足農といえば7年前にエース吉田輝星を擁し金農旋風を巻き起こした。秋田県勢103年ぶりの決勝進出を果たした際にスタンドで応援していたのがエースの弟の吉田大輝。兄が届かなかった優勝を目指して、弟大輝は1回戦に臨んだ。しかし打線は沖縄尚学の末吉良丞の前にあと一歩届かず、1対0で金足農は敗北。
日本ハム対西武。日本ハムは清宮幸太郎が9号アーチをきめ、4対0で勝利。エスコン通算100勝目。
巨人対ヤクルト。巨人は森田駿哉が6回無失点の好投をみせ、2対0で勝利。
ドジャース対カージナルス。ドジャースは大谷翔平が5試合連続安打の活躍をみせ、12対6で勝利。大谷翔平はあす先発登板予定。
DeNA対巨人。DeNAは藤浪がコントロールに苦戦し、0対5で敗北。藤浪は「失敗から学んで次以降に活かせるように」などとコメント。
9月13日に開幕する「東京2025世界陸上」の告知。TBS系列で生中継。
サッカー天皇杯。東洋大学対ヴィッセル神戸。東洋大学は山之内佑成と湯之前匡央が作った1点やキーパー磐井稜真の粘りなどがあったが、あと一歩届かず1対2で敗北。
トランプ大統領は日本から米国への5500億ドルの投資について「我々の資金であり我々の好きなように投資できる」と強調。これに対し赤沢経済再生担当大臣はアメリカの意向に理解を示した上で「日本にメリットがなければ協力しない」などとコメント。