福岡の藤井養蜂場では、連日の猛暑でミツバチが旋風という行動をとっていた。旋風とは羽を震わせて風を送り込み巣箱内の温度を下げる行動だが、寿命を縮める行動でもあるという。この養蜂場では過去に暑さの影響で20万匹のミツバチが死んだ年もあったそう。その経験から、夏場は暑さ対策として平地より100メートル高い山間部の木陰に巣箱を移動しているという。実はミツバチは生態系にとって重要な役割を担っている。専門家は「ニホンミツバチが減少すると自然の植物が減少する」などと指摘。日本では農作物の70%がミツバチなどを経由し受粉しているそうで、ミツバチがいなくなると農作物が生産できなくなったり価格が高騰する可能性もあると専門家は話した。