日経平均株価はきょう、終値で1600円以上下落した。半導体の世界的大手エヌビディアの株価は、3日のニューヨーク市場で9.5%の急落。時価総額40兆円が吹き飛んだ形で、一社による1日の減少額としては過去最大となった。エヌビディアは従来の30倍の性能があるとされる半導体「ブラックウェル」を開発中だが、生産の遅れが報じられている。また、エヌビディアをめぐっては米国の司法省が反トラスト法違反の疑いがあるとして、調査を本格化させたとの報道も。きょう東京エレクトロンやアドバンテストなど、日本の半導体銘柄が軒並み大幅下落した。また、米国の景気後退懸念もくすぶっている。3日に発表された8月のISMは市場予想を下回り日本の株価にも重石となった。