今日の日経平均株価は大きく上昇した昨日から一変して下落幅が一時2000円に近づいた。きっかけは中国への関税率を巡るトランプ政権の発表。125%としていた説明を修正し計145%になると発表したことで、米中対立で景気が冷え込む懸念が一気に強まった。10日のニューヨーク市場でダウ平均が1000ドルを超えて値下がりした流れから、今日の東京市場も売りが大きく広がる全面安の展開となった。一方、外国為替市場の円相場は夕方に中国政府がアメリカに対し追加関税の対抗措置を発表したことを受け、ドルを売って円を買う動きが一段と加速し、一時1ドル142円台前半を付けた。