生命科学博士の村山正宜さんを取材。脳内にAβが溜まることでアルツハイマー型認知症が進行すると考えられている。Aβが溜まる前や溜まっている最中に冬眠させることで代謝を抑えAβが溜まることも抑えられると考えられる。冬眠中にAβを排出させることでアルツハイマーが治る可能性があるという。現在アルツハイマーモデルハウスと冬眠マウスの両方の研究者と共同で研究を進めている。
ほぼ未解明の脳のネットワーク活動と知覚の関係性だが村山さんはいくつもの関係性を世界の一流科学誌に報告してきた。その一つは2015年に発表された反響回路の発見。村山さんは反響回路が知覚を作り上げていると予測したが細胞レベルで証明した人はほぼまだいない。今回、研究員の大石さんが細胞レベルで証明できるかどうかの事件結果を報告し歴史的瞬間に立ち会えた。村山さんと奥さんは小学校の同級生で村山さんは奥さんが初恋の相手だという。