コンビニで備蓄米の販売が開始されている。ローソンは1kg:389円・2kg:756円、全国約9割の店舗。ファミリーマートは1kg:388円、順次全国の店舗。セブン-イレブンは無洗米2kg:775円、今月末までに約2割の店舗。イオングループとイトーヨーカドーは今月1日から、ベルクは今月2日から、三和は今月4日から、オーケーは今月6日から、ヤオコーは今月上旬から「古古米」を販売するという。店によって地域格差はあるが、スピードと公平性は両立できない。銘柄米が安くなる前兆としてポイントとなるのが「スポット取引価格」。スポット取引はJAを以外の業者と卸売業者の取引。短期的な小口取引のため、市場価格に依存し、変動が大きい。一方、相対取引はJAと卸売業者の取引。継続的な大口取引で直接交渉のため、比較的安定する。相対取引価格で2024年産の平均は2万4597円。スポット取引価格で2024年産の平均は先週、約4万7000円だった。今週は約4万3000円。2000円の備蓄米が出始めたことで4500円の銘柄米が売れない。卸売業者は銘柄米の価格が下がることを想定して買い控えをしてしまう。8月には新米が流通するため、手元にある米が“古米”になる前に売り切りたいという考えになり、少しずつ値段を下げているという。きょう夕方、関係閣僚会議が行われ、米価格の高騰の原因の分析や今後の対応などを協議する。星浩は本当に量が足りているのかというところから検証する必要がある。そこが見えてくれば全体的な対策もしやすくなると話した。