イスラム教徒のノラルディン・マカリンパオくんはバギオで買い物袋を売り故郷の家族に仕送りをしている。故郷・ミンダナオ島はキリスト教徒とイスラム教徒の対立が続き住人が巻き込まれている。4年前、家族とともにバギオに逃れるも2年前に両親は仕事が見つからず帰郷。一家はノラルディンくんの仕送りに頼っている。妹・マリマルはノラルディンくんが貯めたお金で小学校に通うも同級生からいじめを受ける。そのときノラルディンくんはいつも守ってきた。そのとき、ノラルディンくんのもとにお母さんから手紙が届く。母が入院し入院費用が返済できていないこと、一度故郷に帰ってきてほしいがつづられていた