巣の近くで目立たないけれど大切な仕事をしているのは、ゴミ捨て係のハキリアリ。運んでいるのは古くなったキノコ畑のカケラで、放っておくと悪い菌が発生するためすぐに捨てなければならない。ゴミは遠くにある木に登りそこから投げ捨てることで雑菌だらけのゴミ捨て場に近づかなくてすむようになっている。この係のアリたちは、死が近づいた仲間も運びゴミ捨て場に投げ捨てるという役割もある。ハキリアリは成虫になってからわずか3カ月の命で、キノコと共に生きキノコと共に死んでいく。
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