四季折々の様々な美しい自然を伝える。鹿児島県屋久島の海、サンゴと共生する魚たちの楽園を紹介。潜ると浅瀬にはサンゴが群生している。ハナガタサンゴの仲間、数十メートルにわたって続き、その規模は日本最大級。2000種にも及ぶ魚が確認されている。サンゴの隙間を利用している小さな魚もいる。大きさ2センチほどのダルマハゼ。一生のほとんどを サンゴの隙間で過ごす。日没を迎えた夜の7時過ぎ。ハナガタサンゴの仲間から白いものが吹き出し始めた。サンゴの散卵。ピンク色に見えるのが卵の粒。直径は1ミリほど。視界を遮るほどの大産卵。このときを待ち構えてきた魚がいる、チョウチョウウオ。サンゴの卵を盛んに食べている。夏の限られた時間にしか見られない光景。