沼尻元湯の温度は39度。久保田は源泉を舐めた感想に酸っぱいと答えた。火山性の温泉は地下にあるマグマによって温められた地下水が地上に出てきたもの。その際に火山ガスの成分や地中成分が溶け込んで、様々な泉質の温泉になる。安達太良山の地中には多くの硫黄が含まれているために硫黄泉の温泉に。この温泉はパイプを通して温泉地に運ばれる。久保田は天然の湯船を楽しんだ。その効能は殺菌効果があり、皮膚病に効果があると言われている。温泉の川は下流へ流れ温泉の滝となっている。白糸の滝は落差60mを流れる。またその周辺の植物は不思議な植物もあり、チャツボミゴケは沼尻元湯のような強酸性の水がある環境で生育できる。鉄酸化バクテリアと共生しそのバクテリアがエネルギーを得る際に酸化鉄を生成。チャツボミゴケに蓄積され鉄鉱石に。この生物が鉱物を生成する作業をバイオミネラリゼーションと呼ばれる。