日本時間のきのう行われたパリオリンピック閉会式。最も話題を呼んだのがハリウッド俳優トム・クルーズの登場。選手の真ん中にサプライズで降り立ったトム。世界中のアスリートが集まる中、日本人金メダリストがそばにいた。「たまたまトイレに行こうとした時にスタッフさんから『いいことあるから我慢してここにいろ』と言われたら目の前にトムクルーズが来ました」と話したのはレスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級金メダリスト・日下尚。この時日下はトムと握手をしたという。さらにトムをめぐっては女性がキス。トムは一瞬驚いたような表情を見せたが、その後オリンピック旗を受け取るとオートバイにのって会場から外へ走り出した。会場から出た瞬間事前に撮影されたVTRに切り替わり米国・ロサンゼルスにあるハリウッドサインをオリンピック仕様に変えミッションコンプリートとなった。また閉会式に登場したIOCのバッハ会長とパリ五輪組織委員会・エスタンゲ会長は2人あわせて20分近いスピーチを行ったが、これには選手たちも座り込んだり寝転んだりと試合中には見ることが出来ない様子が伺えた。さらに垂直に吊るされたピアノで演奏するパフォーマンス。開会式では雨がピアノに打ち付ける中演奏が行われ、最後は火を付けられるという演出が。これにはSNSで「開会式では水責め火責めにあい、閉会式では吊し上げ」とピアノに同情する声もあがっている。中継で全く映らなかった会場の片隅で、即席のブレイキン会場ができていた。閉会式前の日本選手団でも、ブレイキン初代女王に即席でダンス披露を求めたが拒絶した。