パリ五輪柔道男子100キロ超級代表・斉藤立選手。斉藤選手の父はロサンゼルス五輪、ソウル五輪で2連覇を果たした斉藤仁さん。9年前に亡くなったが、斉藤選手は父との約束を胸に活躍を誓う。斉藤選手は「お父さんがのぞむものは絶対金メダル。自分もみんながのぞむのも金メダル。ここは絶対に譲れない」と語った。身長1m90cm、体重160kgを超える斉藤選手。豪快な内股や体落としを武器に大学3年生のときには、体重無差別の日本一を決める全日本選手権を制覇。最重量級では4大会ぶりの五輪金メダルが期待されている。父は今も最も尊敬する選手。父と稽古を積む映像を紹介。母・三恵子さんは息子が涙と汗にまみれながら稽古する姿を見守ってきた。中学生のときに仁を亡くしてから、本気で取り組む気持ちが強くなったという斉藤選手。教えを守って巧みに相手を崩す技術や重量級らしからぬ身のこなしも地道に磨いてきた。斉藤選手。父だけでなく支えてくれた人への思いを胸に頂点に立つと誓っている。斉藤選手が越えなければならない壁が、開催国フランス・テディリネール選手。4大会連続でメダルを獲得している柔道界のレジェンド。互いに勝ち進めば決勝で当たることになりそう。