注目のアスリートを定期的に追い続けメンタルや技術の変化を探る櫻井翔の定点観測。初回はやり投げの北口榛花選手。オリンピック連覇に向けた今年のキーワードは下敷き。オリンピックのやり投げ92年の歴史で日本女子初の金メダルに輝いた北口榛花選手。オリンピック王者は今年、何を目指すのか。北口選手の投てきは左足をついた時点でやりをなるべく後ろに置いておくのが特徴。銀メダリストのやりの位置と比べると違いは一目瞭然。この動きを可能にしているのが柔軟性。体がしなることでより長くやりを持てる。自ずと力を伝える時間が長くなり飛距離がアップするという。目指すのはやわらかさと力強さから生まれる下敷きのような投てき。そのためにオリンピック後から本格的に取り入れたというのが水泳、バドミントン、柔道。そして、もう1つ連覇の鍵となる必需品がイス。